うつ病は脳の病気(精神症状に対する鍼灸治療)
まだまだ解明されていませんが、「ストレス」「脳内の変化」「体質」などは原因としてあげられるようです。
初期症状としては、空虚感、楽しくない、おっくう、中途覚醒、慢性疲労感、ミスが増えるなど精神的に自己の否定や逃避の状態があります。
検査等で何かしらの異常が映像として出るものではなく、多くの愁訴※が訴えられます。
うつ病患者様への鍼灸治療の考え方は、中枢(脳)の機能異常と身体症状の改善を目的として治療を行いますので、具体的には頭に鍼を打つこともあります。
うつ病は周囲の理解が難しく、1人で悩む方も多いようです。
医師に相談という選択をされたらまずは精神科を受診されると思いますが、鍼灸治療で症状の改善という方法もあるのです。
今回は全日本鍼灸学会認定講習会での松浦悠人先生の講演から一部ご紹介させて頂きました。
※愁訴とは、苦しみや違和感を口に出して訴えることを意味します。本人だけが感じる自覚症状で、他人にはわからないものです。